「環境科学学位プログラムと環境学学位プログラム」学位プログラムの違い

「環境科学」は博士課程前期の修士の学位名であり、理学、工学、農学、社会科学の広範な学問分野に根ざした基礎科学を教授する学問分野として命名されています。それに対し、「環境学」は博士課程後期の博士の学位名であり、前期の基礎科学と比べてより社会実装を意識し、政策提言的な要素を含む観点から区別して命名されています。


入学試験

8月と2月に入試を実施しています。概略はこちらをご覧ください: 環境科学学位プログラム入試 / 環境学学位プログラム入試
その他に、英語プログラム入学者のための入試も実施しています。
入試の正式・詳細な情報は, 筑波大学大学院募集要項のページを御覧ください。


早く学位をとりたい方には …

あなたの努力次第で, 標準修了年限(博士前期課程は2年, 博士後期課程は3年)よりも短い期間で修了することができます。詳しくはこちらをご覧下さい。社会人の方も, 休職や退職することなく, 1年間で博士号をとることが(努力次第で)できます。


経済支援が必要な方には…

成績や経済状況などにより支援が必要・妥当な学生は, 授業料免除や奨学金制度、緊急支援制度を利用できます。フィールド調査や短期留学のための支援制度も整備されています。詳しくは、全学ホームページ内の「奨学制度・修学支援」をご覧下さい。


教育・研究を手伝って対価を得られる, ティーチングアシスタント(TA)・リサーチアシスタント(RA)制度

ティーチングアシスタント(TA)とは, 上級学生が下級生対象の授業について行うアシスタントです。環境科学学位プログラム(博士前期課程)の学生は, 筑波大学の学群・学類(他大学の学部に相当)のTAを勤めることができます。環境学学位プログラム(博士後期課程)の学生は, それ(学群・学類のTA)に加えて, 博士前期課程のTAを勤めることができます。
リサーチアシスタント(RA)とは, 博士後期課程の学生が, 指導教員等の研究について行うアシスタントです。
TA, RAともに, 勤務時間に応じた対価を得ることができます。また, これらの制度を通じて、学生は教育者・研究者としての経験を積むことができます。
本学位Pでは、TA・RA制度を積極的に活用し、学生の専門性育成、経済的支援、授業の充実に努めています。


充実した留学生対応

本学位プログラムでは、様々な国から多くの留学生が学んでいます。留学生が安心して日本で勉強できるような体制を構築しています。

  • 留学生支援オフィス

    … 英語・日本語対応の留学生支援オフィスを構えています。専門スタッフが修学上・生活上の相談に対応しています。

  • チューター制度

    … 新規留学生は最大1年間、日本人学生チューターから学業面・生活面での支援を受けることができます。日本人学生は留学生のチューターを勤めることで対価が(大学から)支払われ, また, 一生続く(外国の)友人ができるでしょう!

  • 留学生センター

    … 筑波大学の留学生センターでは、海外からの留学生と, 海外へ留学する筑波大生を支援しています。トラブルや心配事の相談対応のほか、国内旅行、ホームステイ、パーティーなどの交流イベントを多数実施しています。詳しくは、筑波大学留学生センター(International Student Center)ホームページをご覧ください。


よくある質問

SUSTEPとはなんですか? … 英語だけで修了できるプログラムです。以前にあったいくつかのプログラム(ICEP, EDL, G30)を発展的に統合・解消して作られたのがSUSTEPです。授業と修士論文を全て英語でこなします。大学公認の証明書がもらえます。外国人も日本人も参加できます。入学後に参加を決めてもOKですが、必要な履修の作戦を立てるには、入学前から考えておく方が良いでしょう。SUSTEP単体での経済的支援はありません。

JDSとはなんですか? … 外国人のみを対象にした、JICAとの共同プログラムです。学生は特定の国に限定され、入試も特別な方法で行われます。残念ながら日本人学生は参加できませんが, このプログラムで様々な国から来る留学生と友達になれますよ!

入学金や授業料はいくら?こちらのページを見てください。入学金免除の制度もあります(入試の成績で決まります)。授業料免除の制度もあります。また, 筑波大学内の博士前期課程(修士課程)から博士後期課程に進学する場合, (例えば環境科学学位Pから環境学学位P)は、入学金は免除です。

教員リストが見づらいです。興味のある分野の先生が探しにくいです … なるほど。しかし、私たちは、様々な分野が横断的・融合的につながることが大事だと考えており、あえて分野をわけずに、教員リストを出しています。この機会に、いろんな教員の情報を見てみるのも、いいのではないでしょうか?

私は社会人なので, 早期修了制度で早く博士号をとりたいのです! 本当に1年で博士号がとれるのですか? … 実際に1年で博士号をとった人はいますよ。受け入れ教員としっかりコミュニケーションをとって、しっかり作戦を立てることが大切です。また, 査読付きの主著者論文を揃えることが, 最初のハードルでしょうか。

他の学位プログラムとここのどちらを受けるか、迷っています。同じ先生が両方にいるので … まずその教員に相談しましょう。学位プログラムによって、指導方針に特色があります。私たちは、分野横断的学位プログラムなので、たくさんの授業で様々な先生の話が聞けます。幅広い視野が欲しい人にはぴったり! でも裏を返せば、授業の負担が若干多い、と感じられるかもしれません。でもその授業であなたの人生が変わるかも!!

実際、どういう受験勉強をすればいいのでしょう? … まず, 指導を受けたい先生にコンタクトし、しっかり打ち合わせすることです。複数の先生にコンタクトしてもいいのですよ。そして、環境科学学位プログラムで学びたいこと/やりたいことを整理して面接に望みましょう。今4年生なら、卒業研究をしっかりやりましょう。どんなテーマでも、しっかり研究すれば、環境科学学位プログラムでは必ず役立つでしょう。

先生にコンタクトするのに躊躇します … 大丈夫! 教員の写真を見てください! みんな微笑んでいるでしょ? あなたのコンタクトを待っているのです。迷ったら, どの教員にコンタクトしてもOKです。コンタクトした教員が、よりあなたに向いた教員を紹介するということもあり得ます。また, 入学後は, その教員以外の教員の研究室に入ってもよいのです(修士課程の場合)。

英語と面接だけで入試するのは大丈夫ですか? 学力をきちんと見てもらえてるのでしょうか? … 当学位プログラムは、入試前の、教員とのコンタクトと打ち合わせを重視しています。そこできちんと相談し, 研究計画を書くことができるかどうかが, 学力を反映するのです。